2013年1月6日日曜日

春祈祷-雄勝町 荒浜-

朝から天候に恵まれた1月6日、雄勝町荒地区にて春祈祷が行われました。

明治頃から始まったと言われている祈祷では、獅子が地区の各家庭を訪ね、1年間の厄除けをします。
地区住民が、それぞれ獅子や太鼓、お囃子等の役をこなしながら、各家庭を順番に歩いて訪れます。
太鼓の音とお囃子に合わせて舞う獅子を地区住民の方々が嬉しそうに出迎えていらっしゃいました。
「獅子舞が家に来るとお正月だと感じる」とおっしゃった住民の方の言葉が、この行事の重要さを表していました。

昔は一軒一軒訪ねる度にお酒が振る舞われ、朝から始まった祈祷が終了するのは夕方だったそうです。今では、こうした文化も徐々に簡式化されつつありますが、それでもなお、こうした伝統行事が各地区に残っています。
雄勝町は震災の影響を受け、更なる高齢化と人口減少が進み、課題の一つとなっていますが、これから先もこうした文化が継承されていくことを願ってやみません。

トモノテでは、昨年より雄勝町の復興記録を作成しています。
今回もこの獅子ふりの文化を、貴重な記録の一つとして撮影させていただきました。







Report:Sasaki
Photo:Hatayama

2013年1月3日木曜日

新年のご挨拶



明けましておめでとうございます。

昨年も、トモノテ、そして雄勝への多大なるご支援とご協力を誠にありがとうございました。

トモノテは今年4月をもち滞在支援を終了し、新たな形で東北支援に挑戦する運びとなります。

昨年同様、風景を作りなおすため、被災された方々の歩みに貢献できるよう、精一杯励みたいと

思っております。 引き続き、ご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。 

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

2013年 吉日

一般社団法人トモノテ スタッフ一同