2011年4月27日水曜日

活動報告-牡鹿半島(鮎川地区)-

なかなか、活動報告が出来ず申しわけありません。
牡鹿半島に入り、15日が経とうとしています。
毎日余震の続く中、その影響で携帯の電波が切れたり、Wi-Fi が不安定で事務局との連絡に
支障が出たりと、通信面ではタイムラグに奮闘しながらも何とか頑張っています。
また、ボランティアスタッフの方々も皆元気です。先日は、嵐の夜にどの携帯も繋がらない山奥で、
地割れした道路で車がパンクするという事態に見舞われ、7名のボランティアが一瞬不安に曝され
ましたが、ヒッチハイクをし、仲間を呼び、実に逞しくサバイバルを切り抜けてれました。

そんな心強いボランティアさんとの12日間の活動ぶりを以下にご報告します。

■牡鹿中学校の復旧準備

・牡鹿中学校の教室に運ばれてきた沢山の支援物資・衣類を仕分けし、被災者へ配布する
 作業を行いました。この作業は地元のボランティア方と共同作業で行いましたが、18日までに学校の
 復旧準備を完了させ、21日には始業式を出来るように!というミッションだったので、かなりのハード
 スケジュールでした。最大の困難は、物資の次の保管場所となる半壊した地区体育間の瓦礫撤去と
 修復・清掃でした。この作業期間中には、体育館の瓦礫から遺体が発見されることもありボランティア
 スタッフの心に大きな悲しみが刻まれ、ひとりひとりがあらためて、「津波の被害」と「命」について考える
 時間となりました。
 21日には無事中学校の始業式が行われ、その日の昼下がりには制服を着て瓦礫の中を帰宅する子供
 たちの姿がありました。瓦礫はまだまだ散乱状態ですが、一歩ずつ復興に向け歩んでいることを実感して
 います。

作業・支援内容  【2チーム編成】
・14-16日:衣類の仕分け
配布
・16-18日:仕分け
運搬(運び出し)
校内清掃
地区体育館瓦礫撤去・修復・清掃
・18-23日:地区体育館瓦礫撤去・修復・清掃

牡鹿半島:鮎川地区 

 牡鹿半島:鮎川地区

 体育館瓦礫撤去の様子①

 体育館瓦礫撤去の様子②

 瓦礫撤去後

体育館
Photo :Hamilton
Report:中川

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