2011年4月30日土曜日

石狩思いやりの心届け隊-炊き出し-

雄勝町避難所支援プロジェクトとして第2回目となる炊き出しを開催しました。
炊き出しをして頂いたのは、北海道石狩市より、石狩設備工業と石狩商工会(青年部)の方々です。

炊き出しは、雄勝町内で最大規模の避難所である大須小学校にて、2日間食事を提供して頂きました。
メニューも非常に充実しており、ジンギスカン丼・豚丼・カニ粥・豚汁などその他、沢山のメニューを出して
頂いたおかげで、食事提供数は予想をはるかに超え、計600食が配られました。
避難所の皆さんにも喜んで頂き、大成功に終わりました。

また最終日の夜には、雄勝から車で1時間半離れた、トモノテボランティアの拠点のキャンプ場でも
食事を提供頂き、沢山のボランティアを元気にして下さいました。

こうしたボランティアのためにも心を配ってくださる方々の存在は、長く被災地にいるボランティアスタッフに
とって非常にありがたいことです。沢山の方に支えられ、被災地でサポートが出来るとゆうことを皆があら
ためて実感しました。

※石狩設備工業と石狩商工会(青年部)の皆様、本当にありがとうございました!!


炊き出しの様子
炊き出し開始前の行列



炊き出しをしてくださった皆さん×トモノテボランティア

2011年4月28日木曜日

活動報告 -網地島(瓦礫撤去)-

4月25日、ボランティアメンバー7名が網地島(あじしま)へ渡り、瓦礫撤去作業を行いました。
綱地島は、宮城県牡鹿半島の最南端に位置し、面積 6.43km²・周囲長 18.3km、海抜101.m、
人口は555人(2000年国勢調査)となっており、二つの集落が存在しています。
今回の津波による支社は0人でしたが、やはり沿岸部は被害を受けており、瓦礫撤去を必要
とする場所でした。

以下メンバー7名で瓦礫撤去を行った場所です。

瓦礫撤去前

瓦礫撤去後

網地島を照らす夕日







Photo  : Sasou
Report : Nakagawa

2011年4月27日水曜日

活動報告 -雄勝地区(炊き出し提供)-

トモノテで遂行しているプロジェクトの一つ、
『雄勝地区・サポートプロジェクト』は着実に実行しています。
雄勝支所は3Fまで津波で海水に浸かり、震災直後は支所の機能を失っていましたが、現在は
半壊した支所の駐車場にプレハブを立て、復旧に向け皆さん頑張っておられます。
沢山の方々のご協力により、炊き出しチームの応募も集まり、地元担当者方との打ち合わせを
重ね、ようやく24日より開始することが出来ました。
墨田区の学生と飲食店を営む社会人と他有志で構成された「ガクツナ」というチームがモツ煮を提供して
くださり、避難所の皆さんにも喜んで頂けました。

■炊き出し詳細は以下は通りです。

・炊き出しチーム:ガクツナ(東京都墨田区)
・料理内容:モツ煮・ゆでたまご (100食)
・旧水浜保育所にて昼食・雄勝総合支所休憩用


雄勝地区

雄勝支所裏
雄勝地区
雄勝地区
瓦礫撤去をする自衛隊員


炊き出しの様子
炊き出しの様子


炊き出しの様子

炊き出しの様子
避難所に設置されたソーラパネル
Photo:Hamilton
Report:中川

活動報告-牡鹿半島(鮎川地区)-

なかなか、活動報告が出来ず申しわけありません。
牡鹿半島に入り、15日が経とうとしています。
毎日余震の続く中、その影響で携帯の電波が切れたり、Wi-Fi が不安定で事務局との連絡に
支障が出たりと、通信面ではタイムラグに奮闘しながらも何とか頑張っています。
また、ボランティアスタッフの方々も皆元気です。先日は、嵐の夜にどの携帯も繋がらない山奥で、
地割れした道路で車がパンクするという事態に見舞われ、7名のボランティアが一瞬不安に曝され
ましたが、ヒッチハイクをし、仲間を呼び、実に逞しくサバイバルを切り抜けてれました。

そんな心強いボランティアさんとの12日間の活動ぶりを以下にご報告します。

■牡鹿中学校の復旧準備

・牡鹿中学校の教室に運ばれてきた沢山の支援物資・衣類を仕分けし、被災者へ配布する
 作業を行いました。この作業は地元のボランティア方と共同作業で行いましたが、18日までに学校の
 復旧準備を完了させ、21日には始業式を出来るように!というミッションだったので、かなりのハード
 スケジュールでした。最大の困難は、物資の次の保管場所となる半壊した地区体育間の瓦礫撤去と
 修復・清掃でした。この作業期間中には、体育館の瓦礫から遺体が発見されることもありボランティア
 スタッフの心に大きな悲しみが刻まれ、ひとりひとりがあらためて、「津波の被害」と「命」について考える
 時間となりました。
 21日には無事中学校の始業式が行われ、その日の昼下がりには制服を着て瓦礫の中を帰宅する子供
 たちの姿がありました。瓦礫はまだまだ散乱状態ですが、一歩ずつ復興に向け歩んでいることを実感して
 います。

作業・支援内容  【2チーム編成】
・14-16日:衣類の仕分け
配布
・16-18日:仕分け
運搬(運び出し)
校内清掃
地区体育館瓦礫撤去・修復・清掃
・18-23日:地区体育館瓦礫撤去・修復・清掃

牡鹿半島:鮎川地区 

 牡鹿半島:鮎川地区

 体育館瓦礫撤去の様子①

 体育館瓦礫撤去の様子②

 瓦礫撤去後

体育館
Photo :Hamilton
Report:中川

2011年4月26日火曜日

活動報告-網地島-

トモノテの学生ボランティアのチームリーダー笹生さんが、22日に先遣隊員として網地島へ渡ってくれました。
行政と地元住民の双方から現状とニーズを細かく聞き、ボランティアを必要としている地域と内容を明確に
してくれました。

これを受け、昨日より新たなチームを編成し、網地地区での瓦礫撤去を行っています。
予定では2泊3日の網地島滞在となっております。
詳しい活動詳細は、 メンバーが無事牡鹿半島に戻り次第アップさせて頂きます。

Report:中川

雄勝地区炊き出しボランティア 受付終了のお知らせ 

先週募集させて頂きました 雄勝地区の炊き出しボランティアは、日本全国から沢山のご応募を頂き
早くも避難所へのマッチングが完了いたしました。ここで一旦受付を終了させていただきます。

皆様のご協力に心から感謝し、皆様の想いを被災地の元気につなげていきたいと思っています。
皆様、ご協力を頂き本当にありがとうございました!!

追って、雄勝地区での炊き出し活動報告をアップしたいと思っています。

トモノテ-緊急支援プロジェクト-
代表:中川

2011年4月20日水曜日

雄勝地区炊き出しボランティア急募のお知らせ/Call for catering volunteers in Ogatsu

雄勝地区炊き出しボランティア急募のお知らせ

3月11日(金)に発生した国内史上最大の大地震による震災に見舞われた皆様におかれましては、
心よりお見舞い申し上げると共に、特に、犠牲になられた方々には心よりご冥福をお祈り申し上げます。

この度、震災に見舞われた皆様を支援させて頂きたく、現在被災地で緊急支援を行っております。
来週より、雄勝地区のボランティアセンター運営サポートを行うことになりました。
加えて被災地からの最初のニーズである、炊き出しボランティアチームを緊急募集させてさせて頂きます。
1日も早い復旧復興を願い、1人でも多くの方々にご協力をいただけるよう宜しくお願い申し上げます。

募集詳細

ボランティア内容:炊き出し(最低50食~受付ています)
内容は自由ですが、基本暖かい料理を希望しておられます。         

日程:4月26日~5月末 
場所:石巻市役所雄勝総合支所・宮城県石巻市雄勝町雄勝84-1 周辺避難所20箇所

※炊き出しをする避難所は、炊き出しチームの提供可能食事数と日程を伺い、
その食事数にあった避難所を雄勝支所ボランティアセンターでマッチングしていきます。
雄勝ボランティアセンターを復旧させるため、ボランティアセンターを介してマッチング作業を
いたしますので、直接避難所へ行かれることは避け, 必ず以下番号まででご参加の受付を
行ってくださるようお願いいたします。(受付:080-2819-6997)

避難者数 :700人

詳細につきましては、下記の番号までお問い合わせをお願いします。

トモノテ-緊急支援プロジェクト-
TEL:080-2819-6997 (担当:中川)
Mail:tomonote00@gmail.com

Call for catering volunteers in Ogatsu:

March 11 (Friday) Since the biggest earthquake in Japan’s history hit
the Tohuku region of Japan, we continue to sincerely ask for prayers
and assistance for those affected by the disaster.

Now, we are calling for volunteers to help those affected by the
earthquake and tsunami. Currently, the Ogatsu District Volunteers
Center is overwhelmed by the needs in their community and from next
week Tomonote will be helping with the organization and dispatch of
volunteers.

One of the most urgent needs is for hot meals and we are now asking
for catering volunteers who will be able to come and cook meals for
various shelters. Because of the urgent needs of this community,
catering volunteers are welcome to come alone and even for just one
day. Below are more details about the requirements for catering
volunteers.

Details :

Total number of refugees: 1,000

Meal: Hot meal, ability to cook and serve a minimum of 50 meals using
own equipment and ingredients, no charge to recipients

Date: 21 April to late May

Location: Ishinomaki, Miyagi Prefecture Ogatsu Ogatsuchō Ishinomaki
City Ogatsu Branch Office 84-1, 20 shelters nearby shelters

Application Process: Catering teams should submit dates available as
well as the number of meals they are able to cook. The Ogatsu
Volunteer Center will match the available catering teams with needs at
various shelters. Please do not contact the shelters directly; the
Ogatsu Volunteer Center, with the help of Tomonote, is coordinating
this effort to save shelters time and effort.

For more information or to submit availability, please contact us
using the information below. Thank you for your interest and your help
in serving the urgent needs of the people of the Ogatsu area.

Tomonote - Emergency Assistance Project -
TEL :080-2819-6997 (Contact: T. Nakagawa)
Mail: tomonote00@gmail.com

2011年4月19日火曜日

電源行方不明など。。。困難あれど

忙しい中で現地のメンバーが色々な困難に遭遇中。
その1
数日間ブログがアップできていないのは、忙しいだけでなく、
PCの電源が行方不明になってしまい、バッテリー残量0。
→本日電源を石巻で入手できたので、なんとか、近日中にアップできそうです!

その2
嵐の中、瓦礫などがまた散らばってしまい、
気をつけながら走行しながらも、車のタイヤがパンク。。。
→スペアタイヤ、見つかればいいんですが。。。

でもそれに負けず前向きな、トモノテ現地隊。
ありがとう。

東京事務局 村上

2011年4月15日金曜日

4/14 活動報告

2チームに分かれて以下の活動を行いました。活動は牡鹿支所と連携をとって
行っております。

・チーム1→給分浜の民家の瓦礫撤去(3名)

朝から夕方まで、とても頑張ってくれました。給分浜の住民にも高く評価され、
明日も引き続き来て欲しいと依頼を受けました。なので、明日、このチームが
また給分浜の瓦礫撤去作業に向かいます。ちなみに今日この集落に突然ラモスが来て、
村中大騒ぎだったようで、ボランティアチームも写真を撮って帰り喜んで見せて
くれました。

・チーム2→牡鹿中学校にて物資の仕分けと配給 (4名)

衣服の仕分けと配給(牡鹿支所地域振興課木村さんがあみだしたフリマ形式)で
衣類の提供。
地元のボランティアとともに行いましたが、仕分けが多すぎて、トモノテチーム4人
で出動しましたが、全然手がたりなかったです。

ここにある衣類は全国からNPOなどのボランティア団体を通して届いたものですが、
仕分けをせず、破れたもの、汚れたもの、女性服、男性服、子供服
などを一緒に入れて届けてくるので、地元の人にかなり負担がかかっています。


今日はそのお手伝いを行いましたが、かなり大変です。
ボランティア団体がおいて行った仕事を地元の人とトモノテメンバーが
更にボランティアで動いたといった状況です。
このような地元に負担をかけるやり方で物資を提供するボランティア、
もう少し、受け取る側が受け取った先を考えるところまでも、
ボランティアである事を知ってほしい。


家の瓦礫清掃をしたい人も、ここの作業があるためなかなか家のことが
出来ない状況。

4/13 活動報告

19:00 牡鹿総合支所到着し、2.5時間のmtg

2011年4月14日木曜日

牡鹿に無事到着

トモノテ代表とメンバーが、牡鹿に無事到着したという報告が入りました。
東京からの移動、お疲れさまでした!

行く前からきちんとお手伝いする側と連携をとり、
必要とされる状態で行っております。

ボランティアされる皆様には、行きたいと思うだけで
動くのではなく、先方が望まれるものが分っている
状態でいける事が重要だと言う事をお伝えしたいです。

電波情報が悪いため、活動内容報告にタイムラグが
あるかもしれませんができるだけリアルタイムで
お届けできたらと思っております。

【東京事務局】

2011年4月13日水曜日

【発足】 緊急支援プロジェクト

トモノテ
緊急支援プロジェクト概要

【目的】

トモノテ・緊急支援プロジェクトは、2011 年3 月の東日本大震災の被害を受け、
支援が届きにくい孤立地区へのサポート及び復興支援を目的として設立いたしました。
限界集落と呼ばれる地区は、行政やNGO など大規模な組織はエリアのカバーが
広範囲に渡る事が多い為、自宅避難所など、細かな避難者のニーズを把握することが
困難となっています。そのため支援到着に時間がかかり、孤立集落の生活環境を
整えることが出来ない現状が多々みられます。トモノテ・緊急プロジェクトは、
大規模組織が把握困難な地区の現状調査を行い、行政・NGO/NPO などに
調査結果を報告し、緊急にニーズに即応できる体制を整えることに貢献していきます。
また、そうした地域の生活環境の整備を現地の人々と共に取り組んでまいります。
尚、本団体は寄付金や助成金により運営しているボランティア団体です。
活動はボランティアによって支えられています。

【活動内容】

A 現状調査
・集落や避難所の環境または人々の人数や生活状況などを調査し、
行政やその他必要団体に情報を公開します。

B 作業支援
・避難所の環境整備・瓦礫清掃・一部損壊家屋の復旧をサポートします。
・物資の仕分け/配給などの手伝いをします。
・その他、行政から依頼された作業に対して臨機応変に作業を遂行します。

C 物資と人員支援
・調査の結果、緊急を要するニーズを、連携するNPO 等に依頼し物資支援や
人員支援を依頼します。

D 地域に根づいた共同作業
・現地の人々と連携を取り、刻々と変わる被災地の状況にタイムリーに対応し作業を遂行します
・復興に向け、一方的支援ではなく地域住民との共同作業を目指し、地元に根付く
長期的なサポートを行います。